ミミズコンポスト

2024/11/28

ミミズコンポストの作り方 ミミズ堆肥づくりの手順と管理のコツ

ミミズコンポストとは

ミミズコンポストは、ミミズの働きを利用して生ごみなどを分解し、たい肥を作る方法です。家庭で始めるときは、ミミズに適した容器と床材を用意し、餌の量、水分、温度を見ながら管理します。この記事では、容器を使った始め方と、よくあるトラブルへの対処法を紹介します。

ミミズコンポストを始める前に

ミミズコンポストには、専用容器を使う方法と、通気や排水ができる容器を用意する方法があります。容器はミミズが逃げにくく、空気が通り、水が底にたまりにくいものを選びます。密閉式や回転式の生ごみ処理容器は、ミミズ用として使えるか製品の説明を確認してください。

  • 専用容器:組み立て方、床材、餌の与え方を説明書で確認する
  • 自作容器:ふたや通気口を設け、雨水が入り続けない場所に置く

家庭で始める場合は、容器、床材、堆肥づくりに適したミミズをそろえます。ミミズコンポスト用のセットを検討する方は、ミミズコンポストセット「金子みずちゃんの家」の商品ページで、セット内容と現在の使用方法をご確認ください。

ミミズコンポストの作り方:容器を使う手順

1. 容器、床材、ミミズを準備する

ミミズコンポスト用の容器と床材、堆肥づくりに適したシマミミズなどを準備します。床材には、製品に付属する床土や、容器の説明で指定された材料を使いましょう。庭で見つけたミミズや釣り餌のミミズは、種類や飼育環境が適さない場合があるため、種類を確認せずに投入しないでください。

2. 置き場所を決め、床材を入れる

容器は、直射日光が当たらず、雨水が入り続けない、風通しのよい場所に置きます。床材は、手で握ると軽くまとまり、水が滴らない程度に湿らせます。乾いているときは水を少しずつ足し、水が底にたまるほど濡らさないようにしましょう。

ミミズが過ごしやすい温度の目安は15〜25℃です。おおむね10〜28℃の範囲で活動しますが、30℃を超えると弱りやすく、35℃前後以上では命に関わるおそれがあります。季節に応じて置き場所を調整し、容器ごとの説明も確認してください。

3. ミミズを入れ、環境に慣らす

床材を用意したら、説明書に記載された量のミミズを入れます。必要な量は容器の大きさや製品によって異なるため、「必ず500g」などと一律には決めず、容器の容量やセットの案内に従いましょう。入れた直後はミミズの様子を見て、落ち着いてから餌を少量与えます。

4. 生ごみを少量から入れる

野菜くずや果物の皮など、容器の説明で投入できるとされている生ごみを少量から与えます。餌は細かくして床材に埋めるか、床材をかぶせ、前に入れた餌がどの程度分解されたかを見て次の量を決めます。食べ残しが多いときは、追加をいったん控えましょう。

肉や魚、油分・塩分の多い食品、乳製品、調理済みの食べ物は入れないでください。柑橘類やネギ類も避けるのが無難です。容器の説明に投入できる食品が示されている場合は、その案内を優先します。

5. 水分、温度、餌の残り方を点検する

床材が乾きすぎていないか、水が底にたまっていないか、強い臭いがないか、餌が残り続けていないかを定期的に確認します。床材が乾いているときは霧吹きなどで少しずつ湿らせ、過湿のときは餌を控えて通気を見直します。容器の構造によって管理方法が異なるため、説明書に従ってください。

ミミズコンポストの床材は、強い酸性やアルカリ性に傾かないように管理します。pHの目安は6〜8です。石灰を習慣的に加えるのは避け、酸性に傾いていることを確認した場合は、容器の説明に従い、乾燥させて細かく砕いた卵殻を少量使う方法があります。床材を軽く混ぜる場合は週1〜2回を目安にし、容器の説明で混ぜないよう指示されているときはその指示を優先してください。

水分や温度、餌の残り方を含む日々の管理については、ミミズコンポストの管理方法も参考にしてください。

6. たい肥の状態を見て取り出す

たい肥ができるまでの期間は、餌の種類や量、温度、容器によって変わります。黒っぽく細かくなり、元の生ごみがほとんど分からなくなってきたら、未分解のものやミミズを分け、容器の説明に沿って取り出します。家庭菜園などに使うときは、たい肥の状態を確認し、必要に応じて土に混ぜて使いましょう。

自宅で作る代わりに市販のミミズ堆肥を使いたい方は、当店の家庭菜園用ミミズ堆肥(ミミズふん粒)15kg(25L)もご覧ください。使用量や使い方は商品ページの案内をご確認ください。

容器の底から出る液体は、たい肥とは別の浸出液・排水液です。そのまま液肥として使えるとは限らず、「10倍に薄めればよい」という共通の使い方もありません。使用する容器の説明で用途が案内されている場合に限り、その方法に従ってください。

よくあるトラブルと対処法

  • ミミズが弱る、または死んでしまう
  • 強い臭いが出る
  • コバエなどの虫が増える
  • ミミズがなかなか増えない

ミミズが弱る、または死んでしまう

まず、容器の温度、床材の乾燥や過湿、餌の入れすぎを確認します。直射日光や高温を避け、床材が乾いていれば少しずつ湿らせてください。水を大量に注ぐと、かえって過湿や通気不足につながることがあります。

強い臭いが出る

餌の入れすぎや水分過多、通気不足がないか確認します。新しい餌の投入を止め、残っている餌を減らし、床材の湿り具合と通気を整えます。臭いが続くときは、容器の説明に従って管理方法を見直してください。

コバエなどの虫が増える

生ごみが表面に出ていないか、餌を入れすぎていないかを確認します。餌は床材に埋め、表面を床材で覆い、ふたや通気口から虫が入りにくい状態にします。石灰をまいたり、原因をpHだけに決めつけたりせず、餌の量、湿り具合、容器の清潔さを見直しましょう。

ミミズがなかなか増えない

繁殖の速度は、ミミズの種類や数、温度、餌、床材の状態によって変わり、短期間で増えるとは限りません。温度を15〜25℃程度に保ち、餌の残りや床材の水分、強い臭いがないかを確認します。増やそうとして餌を急に増やすのは避けましょう。

まとめ

ミミズコンポストを始めるときは、ミミズに適した容器と床材を用意し、餌を少量から与えましょう。管理中は、床材の乾燥や過湿、高温、餌の食べ残し、強い臭いがないかを確認します。容器やセットによって使い方が異なるため、具体的な投入量や管理方法は製品の説明を優先してください。