
ミミズコンポストを始めたいけれど、臭いが心配。使っている容器から気になる臭いが出てきた。そんなときは、まず餌の食べ残し、床材の水分、置き場所を確認しましょう。
臭いの原因は一つとは限りません。この記事では、様子を見ながらできる対処と、使用を見直したい状態を紹介します。
ミミズコンポストはどんな臭いがする?

管理状態によっては土に近いにおいに感じられることもありますが、「必ず無臭」「一般的なコンポストより必ず臭いが少ない」とは言えません。生ごみの種類や量、水分、温度、容器の状態によって臭いは変わります。
自然科学観察研究会に掲載された観察例もあります。ただし、個別の観察結果を、あらゆる家庭や容器で臭いが出ないという保証として扱わないようにしましょう。
臭いが気になるときに確認すること

餌が残っていないか
新しく入れた生ごみが残り、強い臭いが出ている場合は、餌の量が今の容器で処理できる量を超えているかもしれません。新しい餌をいったん控え、傷んだ食べ残しを取り除いて様子を見ましょう。
「ミミズ500gなら毎日生ごみ250gが適量」といった一律の量は示せません。ミミズの状態や餌の種類、季節によって変わるため、少量から始め、前に入れた餌の残り具合を確かめて調整してください。
床材が水浸しになっていないか
床材の乾燥と水の与えすぎ、どちらにも注意が必要です。底に液体がたまり続けたり、床材を軽く握って水が滴ったりする場合は、水分が多すぎないか確認しましょう。液体を採るために水を足すことは避け、容器の説明に沿って床材と排水の状態を見直してください。
餌の種類に無理がないか
味付けされた食べ残し、油分の多いもの、肉や魚などは、臭いや虫の管理が難しくなるため、家庭用のミミズコンポストでは避けるのが無難です。植物性の生ごみも一度に大量に入れず、使用中の容器やミミズの販売元が案内する餌を確認しましょう。
餌の種類と与え方については、次の記事でも紹介しています。個々の餌については、使用する容器の説明と照らし合わせて判断してください。
通気と置き場所に問題がないか
容器の通気口がふさがれていないか、雨が入りすぎていないか、直射日光などで内部が高温になっていないかを確認します。強くかき混ぜれば必ず臭いが消えるわけではなく、ミミズを傷つけるおそれもあります。容器の説明に沿い、必要な範囲で床材を扱いましょう。
ミミズの様子はどうか
餌の減り方や、床材の表面・内部で見えるミミズの様子を確認しましょう。表面に見当たらないことや、臭いがあることだけで、ミミズが全滅したとは判断できません。生きたミミズが弱って見える場合は、餌の追加を止め、水分と温度、容器の状態を確認してください。
死骸や傷んだ餌が見つかったときは取り除き、手袋を使って作業後に手を洗いましょう。強い腐敗臭のある床材を、日光で乾かすだけで「消毒済みの堆肥」として家庭菜園に使うことは勧められません。処理に迷う場合は、容器の販売元や地域のごみ処理案内を確認してください。
臭いが出たときのチェックリスト

- 前に入れた餌が残っていないか
- 床材が乾燥、または水浸しになっていないか
- 臭いや虫が出やすい餌を入れていないか
- 容器に雨や直射日光が当たりすぎていないか
- 通気口がふさがれていないか
- ミミズの様子に変化がないか
まず餌の追加を控えて原因を一つずつ確認し、容器の取扱説明に沿って調整しましょう。臭いが続く場合は、販売元に容器や床材の状態を伝えて相談する方法もあります。
専用容器を選ぶときの確認点

これから容器を選ぶなら、設置場所、通気、排水や受け皿の扱い、手入れの方法を確認しましょう。専用容器であっても、必ず臭わないとは限りません。餌と水分を管理しやすいかも選ぶ際のポイントです。
底にたまる液体は、見た目だけでは成分や衛生状態を判断できません。「ミミズが出す液肥」と決めつけて、10倍に薄めて野菜などに使う案内はできません。排水の扱いは製品の説明を確認してください。
「金子みみずちゃんの家」の詳細や現在の仕様は、商品ページで確認できます。


まとめ

ミミズコンポストの臭いが気になるときは、餌の食べ残し、床材の水分、通気と置き場所を順に確認しましょう。原因や状態によって対処は異なり、臭いが必ず収まるとは限りません。無理に餌や水を追加せず、容器の説明に沿って管理することが大切です。
できた堆肥を人に譲ったり販売したりする場合は、自家使用とは別に確認が必要な事項があります。制度を確認する際は、農林水産省の肥料に関する資料や最新の案内を参照し、必要に応じて担当窓口へ相談してください。