ミミズコンポスト

2025/2/27

ミミズコンポストは発泡スチロールで作れる!自作する方法と運用方法を解説

近年、家庭から出る生ごみを有効活用し、環境に優しい資源循環を行う方法として「ミミズコンポスト」が注目を集めています。

しかし、いざ始めようと思っても「専用容器が必要なのでは?」「どこで買えばいいの?」など、ハードルが高く感じる方は多くいます。

そんな方におすすめなのが、発泡スチロールの箱を使ったミミズコンポストの自作です。

この記事では、発泡スチロールでミミズコンポストを自作するために必要なものや、製作の手順、メンテンス方法や気を付けるポイントなど、詳細に説明しています。

「これからミミズコンポストを自作して自分で堆肥を育ててみたい」という方はぜひ記事内容をご確認ください。

発泡スチロールミミズコンポストに必要なもの

発泡スチロールでミミズコンポストを作る時に必要なものは次の通りです。

・深さ30㎝以上の容量がある発泡スチロール

・防虫ネット

・ココナッツ繊維

・新聞紙や不織布

・洗濯ネット

・ミミズ

それぞれ詳しく見ていきましょう。

深さ30㎝以上の容量がある発泡スチロール

野菜を入れる保冷用や、釣り用のクーラーボックスとして使われているものなどで問題ありません。

深さは30cm以上あると、ミミズが動き回りやすいためおすすめです。

家庭で出るゴミの量に合わせてサイズを選びましょう。

防虫ネット

ミミズコンポスト内に虫が入り込むのを防ぐ役割や、発泡スチロールに空けた空気穴を塞いでくれる役割があります。

できるだけ目の細かいものを選ぶと、虫が入り込みにくく安心です。

ココナッツ繊維

ココナッツ繊維は、ミミズが過ごす発泡スチロール内に敷く床材として利用します。

ミミズコンポスト専用のセットを買うと付属している場合もありますが、付属していない場合は園芸店やネットショップでも購入することが可能です。

新聞紙や不織布

新聞紙や不織布はミミズの上に被せて湿度を維持したり、臭いや虫が入り込むのを防いだりするために使用します。

使う前は一度水で湿らせておきましょう。

洗濯ネット

洗濯ネットは、最後にミミズコンポスト全体を覆うために使用するアイテムです。

通気性を確保しつつ、コバエなどの侵入を防ぐ役割があります。

いらなくなった洗濯ネットや目の細かい布状のものでも代用可能です。

ミミズ

ミミズは「シマミミズ(赤ミミズ)」がミミズコンポストに最適です。

日本の在来種のミミズでも堆肥を作ることがはできますが、シマミミズの方が活発に生ごみを分解してくれるため、効率が良いとされています。

シマミミズはネット通販やミミズ養殖の専門店、釣り餌用として購入できます。

【6ステップ】発泡スチロールでミミズコンポストを自作する方法

発泡スチロールをミミズ箱として、コンポストを作成する手順は以下の6ステップです。

  • STEP1:発泡スチロールに空気穴を開ける
  • STEP2:穴を開けた発泡スチロールに防虫ネットを敷く
  • STEP3:防虫ネットの上にココナッツ繊維を敷く
  • STEP4:ミミズを入れる
  • STEP5:濡れた新聞紙を被せる
  • STEP6:洗濯ネットを被せる

各ステップについて詳しく見ていきましょう。

STEP1:発泡スチロールに空気穴を開ける

ミミズが息をしやすいように、箱の側面に空気穴を開ける、蓋に網戸用の網をつけるなど通気を確保します。

空気穴の大きさや数は、コンポストのサイズやミミズの数によって異なります。

一般的には、直径数mm〜1cm程度の穴を、側面に数カ所開けるのが目安です。

穴が大きすぎると、ミミズが逃げ出してしまう可能性があるため、注意が必要です。

箱の底に水切り用の穴を開ける場合は、受け皿も準備しましょう。

箱の内側を水で湿らせておくと早い段階でミミズが環境に馴染みます。

STEP2:穴を開けた発泡スチロールに防虫ネットを敷く

害虫の侵入を防ぐために穴を開けた発泡スチロールに防虫ネットを敷きます。

コバエやハエなどの害虫の侵入を許してしまうと、コンポストで繁殖してしまい、悪臭だけでなくミミズの生育を阻害する要因にもなります。

また、コンポスト内の通気性を維持や、湿度が高い日のミミズの脱走を防ぐためにも、防虫ネットは必要です。

STEP3:防虫ネットの上にココナッツ繊維を敷く

防虫ネットの上に、床材としてココナッツ繊維を敷き詰めます。新聞紙やダンボールを細かく刻んだものや、腐葉土でも問題ありません。

床材は適度な湿度を持ちつつも、通気性を確保できるものを選びましょう。

床材の厚さはおおよそ5〜10cm程度に調整します。

ココナッツ繊維は適度な保水性と通気性を持ち合わせているため、防虫ネットの上に敷くと、湿度をいい具合に調整してくれます。

また、ミミズの寝床や卵を生む場所としても、ココナッツ繊維は最適です。

ココナッツ繊維はアク抜きされているかをしっかり確認しましょう。

アク抜きができていないとミミズにダメージを与える恐れがあります。

STEP4:ミミズを入れる

コンポストの作成と調整が終わったらミミズを箱の中へ投入し、ミミズが自分で潜っていくのを待ちましょう。

ミミズは光を嫌う性質があるため、自然と床材の中に潜り込みます。

STEP5:濡れた新聞紙を被せる

ミミズは暗い場所を好むので、投入したら新聞紙やダンボールなどの蓋を被せてしばらくそのままにしておきましょう。

新聞紙は1〜2枚程度を使い、水で軽く湿らせた状態にしておきましょう。

もしも新聞紙が乾燥してきたら、霧吹きなどで水をかけて湿度を調整します。

STEP6:洗濯ネットを被せる

最後に洗濯ネットを被せて完了です。

発泡スチロールのフタをしてしまうと通気性が悪くなりがちですが、洗濯ネットなら自然なかたちで空気が入れ替わり、ミミズの呼吸をサポートしてくれます。

ゴムバンドや紐などで発泡スチロールの縁に固定しておくと、風などでネットがめくれにくくなるのでおすすめです。

発泡スチロールで作ったミミズコンポストへのエサのあげ方

ミミズコンポストの完成後、実際に生ごみを与えるタイミングや与え方を間違えると、ミミズがうまく堆肥化を進められなかったり、臭いの原因になったりします。

以下のあげ方を参考にしてミミズコンポストを運用していきましょう。

・始めて1週間はエサをあげない

・生ゴミはなるべく細かくして与える

それぞれ詳しく解説します。

始めて1週間はエサを入れない

ミミズは新しい環境に慣れるまで時間がかかります。

まずは新しい環境になれて餌を食べられるようになるまで、待ちましょう。

ミミズコンポストの床材にはほどなくして、微生物が住み着きます。

生ゴミを分解する上で大事な役割を果たす微生物の定着を促し、活性化するまで少しの時間が必要です。

ココナッツ繊維や新聞紙などのセルロースを少しずつ食べているので、すぐに飢えることはありません。

生ごみはなるべく細かくして与える

生ゴミはできるだけ細かくして与えた方が、ミミズに優しいです。

生ゴミが細かく砕かれていれば、ミミズは餌を砕く手間を省くことができるため、効率的に餌を消化することができます。

ミミズのエネルギー消費の観点からも、細かくしておいた方が、よりコンポスト内の堆肥に良い影響を与えます。

発泡スチロールで作ったミミズコンポストのメンテナンス方法

ミミズコンポストを健全に運営するためには、定期的なメンテナンスが必要です。

メンテナンスの際は主に以下の3点を行いましょう。

  • <1>土は霧吹きなどで湿らせる
  • <2>臭いがしてきたらかき混ぜる
  • <3>たまに卵の殻を粉砕したものを与える

それぞれ詳しく見ていきましょう。

<1>土は霧吹きなどで湿らせる

湿度を一定に保つために霧吹きを使って土を湿らせましょう。

土を湿らせる理由は、土が乾燥しているとミミズは呼吸がしにくくなり活動量が低下してしまうだけではなく、微生物の活動も鈍ってしまうからです。

適切な水分量を維持することで、ミミズの健康を維持しつつ生ゴミを効率的に分解することができます。

分解のプロセスを維持するためにも、コンポスト内の湿度は一定を保っておきたいところです。

<2>臭いがしてきたらかき混ぜる

ミミズコンポスト内の通気性が悪くなってしまうと、嫌気性細菌が増殖してしまい、悪臭の元となることがあります。

その他には、未分解の生ゴミ、過剰な水分なども悪臭の原因です。

悪臭の原因は、コンポスト内の堆肥をかき混ぜることで、ある程度解消されます。

また、かき混ぜることで生ゴミやミミズが微生物に触れる機会が増え、分解が促進される効果もあります。

ただし、かき混ぜすぎるとミミズを傷つけてしまうこともあるので、注意が必要です。

かき混ぜても悪臭が収まらない場合は、他の原因も考えられるため、改めてコンポストの様子をよく確認してみましょう。

<3>たまに卵の殻を粉砕したものを与える

卵の殻を与えるメンテナンスは、pH調整、分解の促進に効果的です。

卵の殻は、酸性になりがちなコンポスト内のpHを中和する効果があります。

ミミズは中性から弱酸性の環境を好む傾向があるため、pH調整はコンポストの環境維持に直接関係しています。

また、細かく砕いた卵の殻は、微生物による分解も促進します。

ミミズの消化にも良い影響を与えるため、メンテナンスには欠かせません。

完成した堆肥の取り出し方

ミミズコンポストから出来上がった堆肥を取り出すにはいくつかの方法がありますが、ここでは基本的な方法を3つ紹介します。

  • 太陽の光を使った方法
  • 餌をうまく活用する方法
  • 容器を使う方法

それぞれについて詳しく見ていきましょう。

太陽の光を使った方法

コンポストの中身を一部取り出して、日光に晒しつつ乾燥させます。

ミミズは日光に晒されるのを嫌がるため、自然と日陰へ移動します。

堆肥を太陽に晒して乾燥させた時点で大まかな分離は完了しますが、堆肥の中にミミズが残っていることがあるため、再度に堆肥をふるいにかけて、ミミズと堆肥を完全に分離させると完了です。

エサをうまく活用する方法

ミミズは生ごみなどの新しいエサに集まる習性があります。

この習性を利用すると、より手軽に堆肥とミミズを分けることが可能です。

エサを活用して堆肥を取り出すためには、まずコンポストの一角に新しい生ゴミなどのエサを投入してミミズを導き出します。

ミミズが餌に集まってきたら、餌と一緒にミミズを確保します。

この流れを何回か繰り返して、ミミズが出てこなくなれば分離完了です。

ザルやネットを使う方法

目の大きなザルやネットを使って堆肥を取り出す方法もあります。

ミミズが通れるほど目の大きなザルやネットでコンポストの内部を横に仕切って、一番上の層に新しい餌を投入します。

すると、新しい餌を目掛けてミミズが移動するので、一番下の層は堆肥のみになります。

ミミズが一番上の層に移動できたことを確認したら、ミミズがいない堆肥の完成です。

ミミズコンポストを簡単に作りたいなら金子みみずちゃんの家がおすすめ

ミミズコンポストは適度な大きさの発泡スチロールがあれば、自作することも可能です。

自作のコンポストなら、コストを抑えてミミズコンポストを取り入れることが可能です。

しかし、自分で材料を集める必要があるため、「自分で材料を揃えるのはちょっと面倒」「もっと手軽にミミズコンポストを始めたい」と感じる方は多いのではないでしょうか。

そんな方におすすめなのが「金子みみずちゃんの家」です。

金子みみずちゃんの家はミミズコンポスト専用のセット商品です。

本体、床材、ミミズなど必要なものが一式揃っているため、初心者でも簡単にミミズコンポストを始められます。

もちろん、費用は自作に比べると多くかかりますが、初めての方や忙しくて準備に時間をかけられない方にはぴったりです。

「ミミズコンポストを手軽に始めたい」という方は金子みみずちゃんの家をお試しください。