
ミミズコンポストはミミズを使って生ごみをたい肥に分解する仕組みです。
たい肥は有機なので、安心して家庭菜園に使うことができ、また家庭菜園で出たゴミをミミズに分解してもらうことで、エコなサイクルを作ることが可能です。
このようにミミズコンポストはエコな暮らしをすることができますが、メリットだけでなく、デメリットも存在します。
今回は、ミミズコンポストのデメリットについて解説していきます。
ミミズコンポスト運用はメリットだけではない
ミミズコンポストには以下のようなメリットがあります。
- メリット1:エコな暮らしができる
- メリット2:安心できるたい肥を手に入れられる
- メリット3:毎日かき混ぜなくて良い
生ごみを自宅で処理できるため、焼却ゴミを減らしてエコな暮らしをすることができます。
たい肥を作ることもできるため、化学薬品を使っていない有機たい肥を家庭菜園やガーデニングで使うことが可能です。
一般的なコンポストは1日1回かき混ぜることが必要ですが、ミミズコンポストはたまにかき混ぜる程度で良くメンテナンスが少ないのがメリットです。
一見、ミミズコンポストには良いことしかないように見えますが、デメリットもあります。
例えば、ミミズには好き嫌いがあるため、すべての生ごみを分解できるわけではないことや、ミミズは生き物なので環境管理が難しいことが少なくありません。
かき混ぜる回数が少なくても、トータルのメンテナンスが多いと少し億劫に感じてしまうこともあります。
そのため、ミミズコンポストを運用する際は、メリットだけではなくデメリットにも目を向けて検討することが大切です。
ミミズコンポストを運用するデメリット
ミミズコンポストを運用する際のデメリットは主に以下の8つです。
- すべての生ごみを分解できるわけではない
- 環境管理が難しい
- 悪臭が発生する可能性がある
- 害虫やカビが発生する
- ミミズの健康管理が必要
- 手間と時間がかかる
- スペースの確保が必要
- 初期コストがかかる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デメリット1:すべての生ごみを分解できるわけではない
ミミズは生き物なので、好きなもの、嫌いなものがはっきりしており、嫌いな食べ物は分解が進まなかったり、ミミズにとって悪影響を及ぼすことがあります。
つまり、家庭から出るすべての生ごみをなんでも分解できるというわけではないということです。
たとえば、ミミズは柑橘類が苦手ですが、柑橘類に含まれるリモネンはミミズに悪影響を及ぼすため、与えると死んでしまいます。
このように、ミミズが嫌うものはただ分解が進まないだけではなく、ミミズが死んでしまったり、けがをしてしまったりすることがあるため、ミミズコンポストに入れてはいけないものをきちんと知っておく必要があります。
具体的には、以下のような生ごみはミミズが苦手とするものです。
与えないように注意しましょう。
- 柑橘類
- 玉ねぎ・にんにくなどのネギ類
- 油
- 大量の肉・魚
- 唐辛子などの刺激物
- 液体
- 味付けの濃いもの
- 腐ったもの
- 硬いもの
- プラスチックが含まれるもの
- あく抜きしていないココナッツ繊維
- 消石灰や生石灰
入れてはいけないものは意外に多くあるため、一般的なコンポストと同じように運用すると失敗する恐れがあります。
特に、調理済みの物は与えない方が良いものが多いため、与える生ごみは慎重に選ぶようにしましょう。
デメリット2:環境管理が難しい
ミミズは生き物なので、環境管理をしっかりしないと死んでしまいます。
温度や湿度はしっかり保つようにしましょう。
ミミズが活動できる温度は10℃~28℃で、適温は24℃です。
ただし、25℃を超えるとミミズの分解能力が落ちることがあり、特に夏場は注意が必要です。
寒すぎても暑すぎても分解能力が落ちたり死んでしまったりするため、夏は濡らした新聞紙を入れて冷やしたり、冬は毛布を掛けて温めたりしなくてはなりません。
湿度は60%~70%が適切で、乾燥すると干からびてしまいます。
逆に水分が多すぎても、100%皮膚呼吸をしているミミズは窒息死してしまうため、注意を払う必要があります。
乾燥してしまう前に適度に霧吹きなどで土を湿らせつつも、水が溜まった状態にならないようにしましょう。
ミミズコンポストは屋外でも運用することも可能ではありますが、温度や湿度を一定に保つには、室内で運用するのがおすすめです。
デメリット3:悪臭が発生する可能性がある
ミミズコンポストが正常に運用できていれば、悪臭は発生しません。
悪臭が発生していないミミズコンポストは森林や土のようないい香りがしますが、運用に失敗していると悪臭が発生することもあります。
悪臭が発生する原因は、以下の2点です。
- ミミズが処理しきれない量の生ごみを与えてしまう
- 嫌気性微生物が増えてしまっている
ミミズが生ごみを処理しきれないと、その生ごみが腐敗して悪臭を放ちます。
また、嫌気性微生物が増えてしまっていると悪臭が発生します。
嫌気性微生物が発生する原因は主に酸素不足です。
微生物は大きく分けて酸素を好む「好気性微生物」と酸素を嫌う「嫌気性微生物」の2種類があります。
ミミズコンポストでは、好気性微生物が生ごみを分解し、二酸化炭素や水に変えることで臭いのない環境を維持しています。
しかし、酸素が不足すると嫌気性微生物が優勢となり、生ごみを分解する過程で悪臭を放つ物質を作ってしまうのです。
酸素不足になる原因は水分過多や攪拌不足などが挙げられます。
ミミズが生ごみを処理しきれていない場合は生ごみの量を減らし、嫌気性微生物が増えている場合はかき混ぜて空気を入れたり、生ごみの水分や与える水の量を調整するのが効果的です。
毎日かき混ぜなくてもいいことがメリットのひとつですが、臭いを出さないためには定期的にかき混ぜることが大切です。
デメリット4:害虫やカビが発生する
ミミズが処理しきれない量の生ごみを与えていると、害虫やカビが発生することがあります。
屋外の場合はそれほど気にならない方もいるしれませんが、室内で運用しているコンポストに害虫やカビが発生すると衛生的に気になる方も多いでしょう。
特に夏場は害虫が好むエサが多くなることや、気温が上がって害虫が活発になることなどが重なって、大量発生する恐れもあります。
ミミズコンポストに集まりやすいのは主に以下のような害虫です。
- コバエ
- ゴキブリ
- ウジ虫
- トビムシ
虫やカビが苦手な方は苦痛に感じるかもしれません。
デメリット5:ミミズの健康管理が必要
ミミズは生き物なので、健康管理が必要になってきます。
ミミズは体重の半分のエサを食べますが、痩せている状態だとあまり生ごみを処理してくれません。
そのため、太らせるための特別メニューを用意することがあります。
ミミズを太らせるためには以下のようなメニューが効果的です。
- 水分の多い果物(スイカ・メロンなど)
- 野菜
- 発酵穀粉(米ぬかを発酵させたもの)
ミミズは苦手な物も多いため、なんでも生ごみを入れていいわけではなく、ミミズが食べられる物だけ入れなくてはなりません。
夏や冬には動きが鈍感になってしまうため、エサを減らして運用することも必要です。
このように、「生ごみを入れて終わり」ではなく、ミミズの体調を管理しながら運用することが大切です。
デメリット6:手間と時間がかかる
ミミズコンポストはすぐにたい肥ができるわけではありません。
たい肥が完成するまで3~4か月かかるため、毎日続けることが大切です。
また、たい肥を取り出すのにも手間がかかります。
衣装ケースなどのプラスチック容器でコンポストを始めた場合、ふるいにかけるなどしてミミズとたい肥を分ける工程が必要になります。
「手軽に運用できる」「すぐに堆肥を取り出せる」と思っている方は「イメージと違う」と感じることがあります。
デメリット7:スペースを確保する必要がある
ミミズコンポストの大きさは容器によって異なりますが、40㎝×40㎝程度の大きさで深さは20㎝~45㎝と浅めのものが好ましいです。
専用コンポスト容器の「金子みみずちゃんの家」も幅40㎝×奥行き40㎝×高さ65㎝と大き目なので、置きスペースを確保しなくてはなりません。
置く場所はキッチンでもベランダでも良いですが、40㎝×40㎝の大きさは確保しなければならないので、少し広めのスペースを確保しましょう。
外にも置くことができますが、虫対策として洗濯ネットに入れるなどの工夫をしましょう。
他にも置く場所は、風通りがいい場所、振動しない場所、直射日光が当たらない場所など、条件があります。
デメリット8:初期コストがかかる
ミミズコンポストを始めるにあたって用意しなくてはいけないものは、容器と床材、ミミズです。
ミミズを釣具屋さんで購入する場合、50匹500円程度で購入することができます。
容器は、専門容器を使う場合は2万~3万円程度かかります。
ミミズはシマミミズという種類のミミズを使います。
インターネットなどで購入することができますが、気軽に購入したい方は、釣具屋さんでも購入することが可能です。
ミミズコンポストはメンテナンスがほとんど必要ないため、最初に必要なものを購入すれば半永久的に使うことが可能です。
ただし、初期費用はそれなりにかかるため、コスト重視の方はミミズコンポストを手作りする方法もあります。
デメリットなくミミズコンポストを運用したいなら専門容器がおすすめ!
専用コンポスト容器を使うことで、デメリットを感じることなくミミズコンポストを運用することができます。
たい肥を取るのに手間暇かかるデメリットは、専用コンポスト容器を使うことで解消することができます。
たとえば、専用コンポスト容器「金子みみずちゃんの家」は、3層構造になっており、1番下の層からたい肥が完成します。
完成したたい肥は容器ごと外すことができるため、ふるいをかけたりせずにミミズとたい肥を分けることが可能です。
ミミズコンポストとしての容器のため、ミミズが住みやすい環境になっているのもメリットです。
このように、専用容器はミミズコンポストのデメリットをなくすことができるため、「ミミズコンポストで失敗したくない」「手軽にミミズコンポストを始めたい」という方は、専用容器の使用がおすすめです。
金子みみずちゃんの家でデメリットなくミミズコンポストを始めよう!
今回はミミズコンポストのデメリットをご紹介してきました。
エコな暮らしができるメリットが大きく取り上げられがちですが、運用するのにはデメリットもあります。
ミミズコンポストは生き物と共存して、生ごみをたい肥に変える仕組みです。
ミミズが快適に過ごせる環境でないとうまくいきません。
専用コンポスト容器「金子みみずちゃんの家」は、ミミズが暮らしやすいように、そしてたい肥や液肥を取り出しやすいように開発されているコンポスト容器です。
デメリットを減らすことができるため、この記事のデメリットを解消したい方におすすめです。
金子みみずちゃんの家を使ってミミズコンポストを始めましょう。