ミミズコンポスト

2025/3/25

ミミズコンポストの容器は何を使えばいい?条件やおすすめの容器を紹介

ミミズコンポストを始めたいと思った時に抱きがちなのは、「どんな容器を使えばいいの?」という疑問です。

実はどの容器を選ぶかによって、ミミズにとって住みよい環境の保ちやすさや、たい肥・液肥の取り出しやすさなどが異なります。

この記事では、ミミズコンポストに適した容器の条件と、おすすめの容器をご紹介します。

ミミズコンポストの容器はなんでも良いわけではない!

ミミズコンポストの容器はなんでも良いわけではありません。

その理由は、ミミズコンポストはミミズを使った生ごみ処理法のため、ミミズが生きられない環境ではミミズコンポストが成り立たないからです。

たとえば、段ボールでできるコンポストが紹介されていることがありますが、ミミズが段ボールを分解してしまうため、不向きです。

さらに、ミミズコンポストのメリットはできあがったたい肥を使えることですが、たい肥を取りにくいコンポスト容器では、中身をすべてひっくり返さないといけない手間があります。

ミミズを育てられる環境を作ることができ、ミミズが分解してしまわない素材かつたい肥を取りやすい容器が、ミミズコンポストに適しています。

ミミズコンポストに適した容器の条件

ミミズコンポストを運用するときは以下のような容器を使用することでミミズにとって良い環境を作りやすくなります。

  • 通気性がある
  • 排水できる
  • 適度な温度を保てる
  • 光を遮れる
  • 分解や掃除ができる

それぞれ詳しく解説します。

条件1:通気性がある

ミミズは生き物なので、生きるためには空気が必要です。

そのため、通気性がある容器が好ましいです。

販売されているミミズコンポストの容器を使用する場合はすでに通気性が良いように工夫されていることがほとんどですが、DIYで容器を作る場合は自分で空気穴を開ける必要があります。

条件2:排水できる

ミミズは湿った環境を好むため、たまに霧吹きなどで水をかけてあげる必要があります。

しかし、水分が多すぎるとミミズは溺死してしまうため、排水できる容器が好ましいです。

また、ミミズから出る体液は液肥として使うことができるため、排水穴から液肥を取り出せるような容器だと簡単に液肥を取り出せて便利です。

条件3:適度な温度を保てる

ミミズは環境の変化、特に温度変化に弱い生き物です。

ミミズが活発に活動できる温度は10℃~28℃と言われており、10℃を下回ると生ごみを食べなくなります。

逆に温度が高すぎても生きることができず、35℃以上で死んでしまいます。

そのため、容器は温度変化があまりなく、適度な温度を保てる容器が適しています。

さらに真夏は直射日光を避けて、北側の軒先や室内に入れるなどし、冬は毛布を掛けて保温してあげるなどの工夫が必要です。

条件3:光を遮れる

ミミズは光を嫌う生き物です。

普段は光を避けて地中に埋まっているので、ミミズが過ごしやすいように、容器は光を遮るものにしましょう。

透明のケースだと中の様子が見えて良いと感じる方もいるかもしれませんが、ミミズにとっては生きづらい環境になってしまうため、不透明の容器を選びましょう。

条件4:分解や掃除ができる

ミミズコンポストはたい肥を取れるのがメリットです。

ミミズコンポストとして作られた容器は、分解することができるため、簡単にたい肥を取り出すことができます。

一方、プラスチック容器やプランターなどは簡単にミミズコンポストを始めることができますが、たい肥を取る場合には中身をすべて出して、ミミズとたい肥を分ける作業をしなくてはなりません。

また、もしも失敗してしまった場合に中身を掃除してやり直すのが便利だと、たい肥を取り出す労力を軽減させることができます。

分解・掃除がしやすい容器はたい肥を取り出しやすいだけではなく、かき混ぜるなどのメンテナンスもしやすいためミミズコンポストの運用に対するハードルが低くなります。

ミミズコンポストにおすすめの容器

ミミズコンポストにおすすめの容器は以下の9つです。

  • ミミズコンポスト専用容器(金子みみずちゃんの家)
  • 一般的なコンポスト容器
  • プラスチック容器(衣装ケースなど)
  • プランター
  • ベビーバス
  • 発泡スチロール箱
  • 木製の箱
  • 大きめの植木鉢
  • 金属製の容器

それぞれのおすすめポイントや使用する際のポイントを見ていきましょう。

【1】ミミズコンポスト専用容器(金子みみずちゃんの家)

引用元:金子みみずちゃんの家

ミミズコンポストの専用容器は通気性や排水性などが高く、ミミズが過ごしやすい環境を保ちやすい仕組みになっていることが多いため、特にミミズコンポスト初心者の方や、手軽にミミズコンポストを始めたい方におすすめです。

中でも、金子みみずちゃんの家は、3層構造になっており、一番下の層には液肥を取り出せる液肥口がついているため、排水処理はばっちりです。

各層に穴が空いているため、ミミズが自由に行き来することができ、空気穴としての役目もあるため、通気性が十分あります。

下から一段目にはミミズを入れ、二段目には生ごみを入れます。

ミミズは一段目から糞をしていき、だんだんと上に上がってくるため、二段目がいっぱいになったら三段目の箱に乗せます。

一段目はたい肥でいっぱいになっているため、取り出し、また上に載せます。

ミミズコンポストを効率よく運用するために生まれた容器なので、このようにたい肥や液肥を簡単に取れるのが、金子みみずちゃんの家のメリットです。

大きさは幅約40㎝×奥行き約40cm×高さ約65cmで、台所やベランダに置けるサイズです。

2~4人家族用で、一般家庭の生ごみを処理することができます。

「手軽にミミズコンポストを始めたい」「ミミズコンポストで失敗したくない」という方におすすめの容器です。

【2】一般的なコンポスト容器

ミミズコンポスト用として作られたわけではない一般的なコンポスト容器でも、ミミズコンポストを運用することができます。

一般的なコンポスト容器には設置型や回転式、密閉型など様々なものがありますが、地面に直接置くタイプだとミミズが逃げてしまうため、きちんと底があるタイプのものを使いましょう。

光を遮る蓋も付いているものや排水できるコックが付いていると光の入り具合や湿度を自由に調節することができるため便利です。

そのまま使うと排水穴からミミズが逃げてしまうため、防虫ネットを敷いて使うようにしましょう。

ミミズコンポストとして作られたわけではないため、たい肥を取るときには全てひっくり返す必要がありますが、値段は手ごろなうえ、ホームセンターなどで簡単に購入できます。

特に回転型のコンポスト容器は、回転させるだけで簡単にかき混ぜることができるため、「かき混ぜるのが億劫」「メンテナンスに手間をかけたくない」という方におすすめの容器です。

【3】プラスチック容器(衣装ケースなど)

衣装ケースでミミズコンポストを運用する場合、透明なものを使用するのは避け、不透明なものを使用しましょう。

透明だと光が入り込んでしまうため、ミミズの飼育環境として好ましくありません。

日光によって内部の温度が上がってしまうのも問題になるため、不透明の物を使いましょう。

プラスチック容器(衣装ケース)には空気穴や排水用の穴がないため、開ける必要があります。

また、専用容器のようにたい肥や液肥を取り出す仕組みがないため、地道な作業が必須となります。

穴を開ける時やたたい肥や液肥を取り出す時に手間がかかりますが、 「ミミズコンポストを低価格で作りたい」「手軽に容器を入手したい」という方におすすめの容器です。

【4】プランター

プランターでミミズコンポストを始める場合は広く浅めのものを使用するのがおすすめです。

ミミズコンポストに使うシマミミズは、比較的土の表面で生活することを好むため、あまり深いものは適していません。

素材はプラスチック製、陶器、素焼き、なんでも使用できます。

好きなデザインのものを選んで見た目を楽しむのも良いでしょう。

排水穴が空いているため、防虫ネットを敷いてあげることですぐ使うことができます。

「見た目がおしゃれなミミズコンポストを作りたい」という方に特におすすめの容器です。

プランターでミミズコンポストを始める方法の詳細は、こちらの記事で詳しくご紹介しています。

参考にしてみてください。

【5】ベビーバス

ベビーバスは排水穴が付いており、排水のための傾斜も付いていることから、ミミズコンポストに向いている容器です。

液肥を楽に集めることができるほか、コンポスト内の水分を簡単に排水してくれるため、ミミズが溺死しない環境を作る事ができます。

サイズが大きいため室内に置くのは難しいですが、屋外でも立派にミミズコンポストとして運用することができます。

蓋の代わりに遮光シートや黒い蛇腹を乗せることで日光を遮ることができます。

雨が降るとどんどん水は入ってしまいますが、排水穴があるため水はどんどん流れていきます。

「屋外で大容量のミミズコンポストを始めたい」という方におすすめの容器です。

【6】発泡スチロール箱

ミミズコンポストは発泡スチロールでも始めることができます。

空気穴を開け、防虫シートを敷き、ココナッツ繊維を敷いたらミミズを入れる準備は完了です。

プラスチック容器に比べて穴を簡単に開けることができるため、あまり道具を持っていない方も簡単に始めることができます。

ただし、たい肥を簡単に取り出すことができず、すべてひっくり返す必要があります。

たい肥を取り出しにくいのはデメリットですが、簡単にDIYしたいという方にはおすすめの容器です。

発泡スチロールでミミズコンポストを始める方法は、こちらの記事で詳しく解説しています。

参考にしてみてください。

【7】木製の箱

木製の箱は見た目が良いため、見た目にこだわる方におすすめです。

底に排水用の穴を開けると液肥を簡単に取る事ができます。

屋外での運用か、受け皿を使っての運用が良いでしょう。

箱からDIYする場合は好きな大きさで作ることができるため、「他ではなかなか売っていない大きさのコンポストを作りたい」という方におすすめの容器です。

【8】大きめの植木鉢

大き目の植木鉢でもミミズコンポストは作れます。

植木鉢は排水穴が空いているため、穴を開ける必要なく手軽に使うことができます。

見た目も様々なものがあるため、好きなものにこだわる事も可能です。

大き目の植木鉢ならエサを与えるスペースとたい肥スペースに分けることができ、たい肥スペースで他の植物を育てることもできます。

生ごみを与えて野菜などの植物を育て、また収穫し、生ごみを与えるサイクルができるため、エコを実感することができます。

「見た目にこだわりたい」「一緒に植物や野菜を植えたい」という方におすすめの容器です。

【9】金属製の容器

空気穴を作れば金属製の容器でもミミズコンポストを始めることができます。

丈夫なので劣化しないコンポストを作れます。

金属製の容器は、外気温を土の中に伝えやすいため、温度変化に弱いミミズにとって対策なしでは住みづらい環境です。

温度が一定の室内で運用するか、夏は涼しいところへ移動すること、冬は毛布などで保温することなどが必須となります。

他の容器よりも温度に注意をはらう必要があるため上級者向けですが、丈夫で長持ちするので「ミミズコンポストを長期間運用する予定がある」「容器が劣化した時にミミズや土を移行するのが面倒」という方には適した容器です。

室内・室外でもおすすめなのは金子みみずちゃんの家!

ミミズコンポストに適している容器についてご紹介してきました。

たい肥を取りやすい形状をしていて、初心者にとって始めやすいのは、ミミズコンポスト専用容器の金子みみずちゃんの家です。

排水穴が付いていますが、液肥を受ける専用の計量カップが付いているため、室内でも室外でも使うことができます。

他の容器は、たい肥を取り出す場合にすべてひっくり返さないといけないため、手間がかかりますが、金子みみずちゃんの家は階層構造になっていることから、たい肥を簡単に取り出すことができます。

手間をかけずに簡単に始めたいなら、失敗も少ない専用容器「金子みみずちゃんの家」がおすすめです。