竹炭販売コラム

2025/7/3

竹炭を畑にまく方法は?土壌改良の手順、施用量の目安・pH確認・使う前の注意点を解説

1) 竹炭を畑にまく前に確認したいこと

竹炭は、竹を炭化させて作る資材です。畑の土づくりに使う竹炭は「バイオ炭」とも呼ばれ、土の水はけや通気性、保水性を整える土壌改良材として使われています。ただし、まくだけで作物がよく育つ魔法の資材ではありません。まずは水はけや土の締まり具合、育てる作物など、畑の現状を確認しましょう。

特に大切なのが、土のpH(酸度)の確認です。竹炭はアルカリ性のため、もともとアルカリ性に傾いている土に入れると、pHが上がりすぎることがあります。市販の酸度計や土壌診断で、まくかどうかを事前に確かめておくと安心です。

また、使う竹炭は農業・園芸用として販売されているものを選び、製品の表示や使用案内に従ってください。消臭用や食用など、ほかの用途で販売されている竹炭を畑に転用するのは避けましょう。

2) 竹炭の性質と土壌との関係

竹炭の表面には、目に見えないほど小さな穴がたくさんあります。この穴が水や空気を抱え込むため、土に混ぜると、水はけと水持ちのバランスや通気性を整える方向に働きます。また、穴は土の中の微生物のすみかにもなりやすいといわれています。

竹炭はアルカリ性なので、酸性に傾いた土をやわらげる方向にも働きます。一方で、入れすぎるとpHが上がりすぎて作物に合わなくなることがあるため、量には注意が必要です。

なお、竹炭は肥料ではありません。作物に必要な養分は、たい肥や肥料でこれまでどおり補い、竹炭は土の環境を整える補助として使いましょう。土の変化の出方は、竹炭の粒の大きさや量、もともとの土の状態によって変わります。

3) 竹炭を畑で使う方法

ここでは、農業用の粒状の竹炭(バイオ炭)を畑に使う基本的な流れを紹介します。量や使い方は、使用する製品の表示を優先してください。

竹炭の農業利用や土壌改良での使い方を詳しく知りたい方は、竹炭の農業利用に関する解説記事も参考にしてください。

適切な量とタイミング

竹炭をまく時期は、植え付けの2〜3週間前が目安です。たい肥など、ほかの土づくりの作業と同じタイミングで行うと手間が省けます。

量は、土の種類やpHによって適量が大きく変わります。初めて使うときは、いきなり畑全体に多く入れるのではなく、一部の区画に少なめに入れて、土や作物の様子を見ながら調整するのがおすすめです。当店のバイオ炭の商品ページでは、土の種類やpHごとの施用条件を案内していますので、あわせてご確認ください。

実際のまき方

  • 土の表面に、竹炭をなるべく均一にまきます。
  • クワや耕うん機で、深さ10〜20cmほどの土とよく混ぜ合わせます。表面にまいただけだと、風で飛んだり雨で流れたりしやすくなります。
  • たい肥も入れる場合は、同じタイミングで一緒に混ぜ込みます。
  • 混ぜたあとは軽く水をまき、植え付けまで土をなじませます。

粒の大きさが調整された製品なら、自分で砕く必要はありません。細かい粉が舞う場合は、マスクをして吸い込まないように注意し、風の強い日の作業は避けましょう。

4) 期待される変化をどう確認する?

竹炭を入れたあとの変化は、すぐに目に見えるとは限りません。使用前後の土や作物の様子を記録しておくと、効果を判断しやすくなります。水やりや肥料の量など、ほかの条件の変化もあわせて記録しておきましょう。

水はけや通気性

雨のあとに水たまりが残りにくくなったか、土がふかふかして締まりにくくなったかを見てみましょう。ただし、畑の水はけは、土の締まり具合や畑の排水条件にも大きく左右されます。水がたまりやすい畑では、竹炭だけに頼らず、うねを高くするなどの対策もあわせて行いましょう。

微生物や作物の生育

竹炭の穴は微生物のすみかになりやすく、たい肥と一緒に使うことで、土の中の微生物が働きやすい環境づくりにつながるといわれています。根の張り方や葉の色、育ち方など、作物の様子を観察してみてください。作物の生育は、水分、養分、日当たりなどさまざまな条件の組み合わせで決まるため、栽培環境全体を見ながら判断しましょう。

5) 竹炭を使用する際の注意点

竹炭は肥料の代わりにはなりません。作物に必要な養分は、土の状態に応じてたい肥や肥料で管理しましょう。また、多く入れるほど良いわけではなく、入れすぎはpHの上がりすぎにつながります。

多量に使用する前に

畑全体に一度に多く入れる前に、土のpHを確認し、製品の推奨方法を確かめてください。すでにpHが高めの土(中性〜アルカリ性)や、酸性の土を好む作物(ジャガイモ、ブルーベリーなど)の畑では、特に控えめにしましょう。適量が分からない場合は、販売元や地域の栽培相談窓口に相談すると安心です。

ほかの土壌改良材との併用

竹炭は、たい肥と組み合わせて使うのが基本です。たい肥が養分と微生物を補い、竹炭が水はけや通気性を整えるため、土づくりの役割分担ができます。

注意したいのは石灰との併用です。竹炭も石灰もアルカリ性のため、同じ時期に両方を多く入れると、pHが上がりすぎることがあります。酸度を調整したい場合は、土壌診断の結果を見ながら、どちらをどれくらい入れるかを決めましょう。

6) まとめ

竹炭を畑に使うときは、まず土のpHと状態を確認し、植え付けの2〜3週間前に、土とよく混ぜ込みましょう。竹炭は肥料ではなく、土の環境を整える土壌改良材です。たい肥と組み合わせ、入れすぎに注意しながら、作物の様子を見て量を調整することが大切です。

畑の土づくりに使う竹炭をお探しの方は、山梨県身延町産の孟宗竹から作ったバイオ炭【農業用竹炭】2kgの商品ページで、粒の大きさや施用条件をご確認ください。