
竹炭と木炭は、どちらも植物を炭化させて作る炭です。大きな違いは原料で、竹炭は竹、木炭は木材から作られます。ただし、原料名だけで消臭性能や燃焼時間、環境への影響まで決まるわけではありません。
この記事では、原料と製造方法、用途を比べながら、目的に合った製品を選ぶためのポイントを紹介します。
竹炭と木炭の基本的な違い
竹炭とは
竹を加熱して炭化させたものです。塊や粒、粉末などの形状があり、製品によって置き用、園芸用など用途が異なります。竹は成長の早い植物ですが、それだけで竹炭製品の環境負荷が木炭製品より必ず小さいとは言えません。原料の調達や製造・輸送方法も関わります。
木炭とは
木材を炭化させたものです。原料となる木や製法によって性質が異なり、調理用燃料として販売される製品のほか、置き用などの製品もあります。「木炭なら必ず高温で長く燃える」「木炭は環境に悪い」と一括りにはできません。
製造方法はどう違う?
竹炭も木炭も、竹や木材を酸素の供給を抑えながら加熱し、炭化させて作ります。原料の乾燥状態、窯、温度などの条件は製品ごとに異なります。「竹炭だけが特別な製法」「木炭は必ず数日間焼く」といった固定的な違いではありません。
こうした製造条件や炭の形状によって、硬さや粒の大きさ、用途に適した性質も変わります。性能を比較したい場合は、竹か木かという区別に加えて、個々の製品の表示を確認しましょう。
用途で選ぶときのポイント
土づくりに使う場合
畑や家庭菜園の土づくりに使う場合は、用途が明記された商品を選んでください。炭化した竹素材の例として、当店の農業用バイオ炭(竹炭)があります。一方、竹チップは竹をチップ状にした資材で、当店の乳酸発酵竹チップ 30L×3袋は、炭化したバイオ炭とは別の商品です。使用量や施用方法は、それぞれの商品ページで確認してください。
竹炭を畑に使う方法や注意点は、竹炭を畑に使う方法も参考にしてください。
靴箱や収納場所に置く場合
竹炭・木炭のどちらにも、置き用として販売される製品があります。使用場所や量、交換・手入れ方法は製品表示を確認してください。置くだけで部屋全体の空気を清浄にしたり、カビやダニの発生を必ず防いだりできるわけではありません。臭いの原因には清掃、湿気には換気や除湿でも対処しましょう。
炭の粉が衣類や靴に付かないよう、置き場所や袋の状態にも注意してください。冷蔵庫での使用を検討する場合は、その用途向けの製品の説明に従い、食品の鮮度を保つ手段として過信しないようにしましょう。
バーベキューなどの熱源にする場合
調理には、必ず燃料・調理用と表示された炭を選んでください。木炭に限らず竹炭にも燃料用の製品はありますが、置き用や加工用の炭を調理用燃料に転用しないでください。燃え方や火持ちは製品によって異なります。
炭火は一酸化炭素を発生させるため、屋内、テント内、車内など換気の悪い場所では使用しないでください。火気の扱い、食品の加熱、消火方法は使用する器具と燃料の説明に従いましょう。
肌や水に使う場合
置き用・燃料用の竹炭や木炭を、肌に塗ったり飲料水に入れたりしないでください。「竹炭ならデトックスできる」「水の安全性が高まる」といった効果は、炭という原料名だけでは判断できません。化粧品や食品に関わる用途では、その用途向けに作られた製品の表示と使用方法を確認しましょう。
結局どちらを選べばいい?
まず「置いて使う」「燃料にする」など目的を決め、その用途に合う製品を選ぶのが基本です。竹炭か木炭かだけで優劣を決めず、原料、形状、使用量、取り扱い方法の表示を比べてください。環境面を重視するなら、原料の調達や製造方法について販売元が示している情報も確認しましょう。
まとめ
竹炭と木炭の確かな違いは、竹を原料にするか、木材を原料にするかです。消臭・調湿・燃焼などの性能や環境への影響は、製品と使用条件によって変わります。用途を明記した製品を選び、特に炭火の使用時は換気と火の取り扱いに十分注意してください。