ミミズコンポスト

2025/3/25

失敗例から見る!失敗しないミミズコンポストの始め方

ミミズコンポストは正しく運用すれば半永久的に使用できる仕組みですが、様々な要因で失敗してしまう方も少なくありません。

「悪臭がする」「ミミズが死んでしまった」「害虫が湧いた」など、様々な失敗事例がありますが、原因と対策を知っておくことでミミズコンポストを正しく運用することが可能です。

この記事ではミミズコンポストの失敗例とその原因や対策法を解説します。

ミミズコンポストのよくある5つの失敗例

ミミズコンポストのよくある5つの失敗例は以下の5つです。

  • 失敗例1:ミミズが脱走する
  • 失敗例2:悪臭が発生する
  • 失敗例3:ミミズが死んでしまう
  • 失敗例4:害虫やカビが発生する
  • 失敗例5:分解が進まない

それぞれの原因や対策を詳しく見ていきましょう。

失敗例1:ミミズが脱走する

ミミズがいなくなってしまえばミミズコンポストとしては機能しないため、生ごみを入れても分解されず失敗に終わってしまいます。

また、室内でミミズコンポストを始めた場合にミミズが脱走すると、室内にミミズがはい回っている状態になってしまい、虫が苦手な家族がいた場合は迷惑をかけてしまいます。

容器が深さや構造などが脱走しにくい状態にあっても、脱走する可能性はあります。

ミミズがコンポストから脱走する原因を知り、対策をすることが大切です。

原因

ミミズが脱走してしまうときは、以下のような原因が考えられます。

  • コンポスト内の環境がミミズにとって住みづらくなっている
  • 環境が酸性に傾きすぎている
  • 刺激の強いエサを与えている

特に、ミミズコンポストを始めてすぐは新しい環境に馴染めずに脱走してしまうミミズが多いため注意が必要です。

ミミズが土の表面に移動したり、活動が鈍くなった場合や、腐敗臭や酸っぱい臭いがする場合は酸性に傾いている可能性があります。

対策法

ミミズが脱走しないためには、ミミズが住みやすい環境にしてあげるのが一番良い方法です。

まず、立ち上げたばかりの頃は環境に慣れさせるのを優先し、1週間ほどは生ごみを与えないようにして、1週間ほど様子を見たら生ごみを入れ始めましょう。

また、湿度や温度を整えることも大切です。

ミミズは湿っている状態の環境を好みますが、水分が多すぎると溺死してしまいます。

床材をぎゅっと握って水分が滴るくらいの湿り気に調整し、水分過多になった場合は新聞紙や段ボール、乾燥した葉などで水分を吸収することで70〜80%程度の湿度を保ちましょう。

温度に関しては、ミミズが活発に動けるのは10℃~28℃で、適温は24℃程度です。

暑すぎても寒すぎても分解能力が低下してしまったり死んでしまったりするため、適した温度に調節する必要があります。

ミミズコンポストを立ち上げてから1週間後には生ごみを入れられるようになるので、野菜くずなど適切なものを与えるようにしましょう。

環境が酸性に傾いている場合は、酸性度の高い生ごみ(お茶の葉、コーヒーかすなど)を入れるのを控え、卵の殻や竹炭など酸性を中和するものを追加したり、かき混ぜたりする必要があります。

このような方法で環境を整えることでミミズにとって居心地が良い環境になり、脱走を防ぐことができます。

失敗例2:悪臭が発生する

ミミズコンポストはうまくいっていると土のような臭いがするだけでほぼ無臭ですが、失敗すると悪臭が発生していまいます。

悪臭が発生すると人間にとって不快なだけでなく、臭いを嗅ぎつけた虫や害獣が発生することがあり早めの対応が必要です。

悪臭の原因や対策法を見ていきましょう。

原因

悪臭が発生している原因は、ミミズが生ごみを分解できず生ごみが腐敗してしまったからです。

ミミズが生ごみを分解できない理由は、ミミズが分解できないものを入れているか環境が悪くなりミミズの活動が活発でなくなっている場合が多いです。

また、水分が多かったり通気性が悪かったりすると臭いが発生しやすくなります。

対策法

悪臭の発生を抑えるためには、生ごみが腐らないようにエサの量を調整するのがおすすめです。

悪臭がしてきたら一時的に生ごみの量を減らし少し様子を見て、ミミズがしっかり分解していることを確認できたら次のエサを入れるようにしましょう。

夏場や冬場はミミズの活動量が減ってしまうため、エサの調節をすることが多くなるはずです。

また、梅雨の時期などはどうしても水分が多くなってしまうため新聞紙や段ボール、乾燥した葉などをコンポスト内に入れて水分を調節しましょう。

通気性を良くするために、たまにかき混ぜてあげて床材に空気を含ませると、悪臭の防止になります。

失敗例3:ミミズが死んでしまう

ミミズが死んでしまうと分解者がいなくなってしまうため、ミミズコンポストは失敗です。

もう一度始めようと思っても環境を変えなくてはまた失敗するリスクが高くなります。

失敗した原因を見つめ直しましょう。

原因

ミミズは極端な温度変化に弱いため、暑すぎたり寒すぎたりすると死んでしまいます。

夏は35℃を超えたあたり、冬は0℃を下回ったあたりで死んでしまいます。

温度以外にもpHバランスが崩れているとミミズが死ぬ原因になります。

ミミズが快適に過ごせるpHは5.0~9.0の間と言われていますが、何も対策をしないと生ごみのせいで酸性に傾いてしまします。

また、ミミズに対して毒性のあるもの(柑橘類・油分・塩分の多いもの)を与えてしまうと、ミミズが死ぬ原因になります。

対策法

夏はミミズコンポストに直射日光が当たらないように日よけを置いたり、涼しい北側に移動してあげたりしましょう。

冬は室内に入れたり、毛布で保温したりすると越冬することができます。。

外で運用していると温度によって死んでしまう可能性が高まるため、可能であれば屋内で運用するのがおすすめです。

pHを調整するには、生ごみと一緒に卵の殻を細かく砕いたものを入れたり、竹炭を入れたりするようにすると、中性に戻ります。

また、ミミズにとって害のあるものを入れても死んでしまいます。

以下の記事でミミズコンポストに入れてはいけないものを詳しく解説しておりますので、参考にしてみてください。

失敗例4:害虫やカビが発生する

害虫やカビが発生するとミミズにとって住みやすい環境ではなくなってしまいます。

害虫によっては人間が不快になるだけでなく、ミミズに悪影響を及ぼすものもいます。

特に室内でミミズコンポストを使っている方にとって、害虫やカビが発生するのは衛生的に避けたいものです。

ミミズコンポストに害虫やカビが発生する原因や対処法を詳しく見ていきましょう。

原因

害虫やカビが発生する原因は、エサの管理が適切ではないことや、湿度や温度が高すぎて他の虫やカビにとって過ごしやすい環境になっていることが原因として挙げられます。

エサの分解が遅くなり他の虫を呼び寄せてしまうので、適切に管理することが大切です。

対策法

害虫やカビの発生を防ぐためには、害虫が入ってこられないようにするための物理的な対策と適切な湿度管理が重要です。

害虫対策として、ミミズコンポストは目の細かい洗濯ネットなどで覆うようにしましょう。

コンポスト内に害虫が入ってこられないようにすれば、中で繁殖して大量発生することもありません。

害虫対策をしていない間に様々な虫が入ってくる可能性もあるため、できるだけ初期の段階で対策をするのがおすすめです。

また、カビが発生しないようにするためには、湿度の管理が大切です。

コンポスト内に新聞紙や段ボール、乾いた葉を入れておくと余計な水分を吸い取ってくれるため、湿度が高すぎる状況を解決してくれます。

失敗例5:分解が進まない

ミミズコンポストで生ごみの分解が進まないと、臭いの原因になったり、ほかの害虫を呼び寄せたりするため、早急に原因を特定する必要があります。

原因を突き止めて対策法を試してみましょう。

原因

エサの量に対してミミズが少なすぎると、生ごみの分解に時間がかかります。

ミミズの体重は約0.4gで体重の約半分の量を食べるので、1匹に付き0.2gのエサを食べるということです。

たとえば、ミミズコンポストに500gのミミズを入れた場合は250gのエサを食べる計算になります。

このバランスを無視して大量の生ごみを与えてしまうと、分解しきれなくなってしまいます。

また、適切なエサを与えていない場合も、ミミズの食は進みません。

温度や湿度が適切でない場合も、住みづらい環境だと認識してエサを食べなくなります。

対策法

ミミズの量に対して適切な量の生ごみを与え、温度や湿度を適切に保つようにしましょう。

分解しきれていないと感じた場合は、生ごみの量を思い切って減らしたり、ミミズが食べやすいように細かくしてから与えたりすることも大切です。

また、最適な環境を作るために霧吹きで水分を与えたり、余分な水分があれば新聞紙や段ボール、枯れた葉などで吸い取ったりしましょう。

夏は涼しい場所へ、冬は暖かい場所へ移動してあげるのも、温度変化に弱いミミズにとっが快適に暮らしやすくなる一つの方法です。

ミミズコンポスト運用で失敗しないために注意すべきポイント

ミミズコンポストの運用に失敗しないためには、以下の5つのポイントに注意する必要があります。

  • 適切な場所に配置する
  • 適切な運用をする
  • 与えてはいけないものを把握する
  • 夏は直射日光を避け涼しい場所に置く
  • 冬は越冬できるように対策する

それぞれ詳しく見ていきましょう。

適切な場所に配置する

ミミズが暮らしにくい環境にミミズコンポストを置いてしまうと、ミミズが脱走したり、最悪の場合全滅したりするため、ミミズコンポストを置くなら、以下のような場所にしましょう。

  • 風通しが良い
  • 直射日光が当たらない
  • 0℃以下、30℃以上にならない
  • 振動が発生しない

風通しが悪い場所に置くとミミズが呼吸できないだけでなく、悪臭の原因になります。

直射日光が当たる場所では、光を嫌うミミズにとって暮らしにくい環境になり、光でコンポスト内の気温も上がってしまうため不向きです。

また、ミミズの快適温度は10℃~28℃かつ静かな場所を好みます。

寒すぎる場所や暑すぎる場所、振動が発生する場所に配置するのは避けましょう。

適切な運用をする

ミミズコンポストを運用するには、適切な運用が必要です。

温度や湿度がミミズに適しているか、臭いはしていないか、随時確認しましょう。

その他、適切な運用については以下の記事で詳しくご紹介しています。

与えてはいけない物を把握する

ミミズコンポストには与えてはいけないものがあります。

次のようなものを与えてしまうとミミズが死んでしまったりけがをしたりすることがあるため、きちんと把握しておくことが大切です。

  • 柑橘類
  • 玉ねぎ・にんにくなどのネギ類
  • 大量の肉や魚
  • 唐辛子などの刺激物
  • 液体
  • 味付けの濃いもの
  • 腐ったもの
  • 硬いもの
  • プラスチックが含まれるもの
  • あく抜きしていないココナッツ繊維
  • 消石灰や生石灰

ミミズコンポストに入れてはいけないものは次の記事で詳しく解説しています。

夏は直射日光を避け涼しい場所に置く

真夏はミミズにとっても厳しい季節です。

暑すぎるとミミズは死んでしまうため、夏は直射日光を避けて涼しい場所に置くようにしましょう。

移動できない場合は日よけを付けたり、氷を入れて内部温度を下げるのも効果があります。

夏の運用方法については次の記事を参考にしてみてください。

冬は越冬できるように対策する

ミミズは0℃を下回ると凍って死んでしまうため、越冬できるような工夫が必要です。

毛布をミミズコンポストに巻き付ける、一時的に室内に入れるなどの対策が必要です。

米ぬかを撒いたり、室内でも緩衝材のプチプチを敷いてあげたりして保温すると良いでしょう。

冬の運用方法については次の記事を参考にしてみてください。

容器はミミズコンポスト専用容器がおすすめ

ミミズコンポストを始めて運用する方、失敗したくない方におすすめなのが専用コンポスト容器の「金子みみずちゃんの家」です。

ミミズコンポスト用として生まれた容器のため、ミミズにとって快適な環境にできます。

また、たい肥を取りやすい構造になっているため、ミミズとの触れ合いを最小限にしてメンテナンスができます。

衣装ケースなどのプラスチック容器の場合、たい肥を取り出す場合はすべてひっくり返さないといけませんが、人間が大変なだけでなく、ミミズにとってもストレスがかかります。

専用容器ならミミズに負荷をかけることがないため、失敗しにくい容器と言えます。

失敗事例を参考に失敗しないミミズコンポスト運用を!

ミミズコンポストの失敗事例と、原因・対策法をご紹介しました。

何事にも失敗はつきものですが、特にミミズコンポストは生き物が主体となる仕組みなので、思わぬ落とし穴があるかもしれません。

しかし、事前に失敗例を学んでいれば回避することができます。

今回ご紹介した失敗例を参考に、ミミズコンポストを成功させましょう。

「金子みみずちゃんの家」は、効率的に生ごみを堆肥化するために作られたミミズコンポスト専用容器です。

断熱材の使用により、季節や外部環境に左右されることなく適切な温度を保つことができるため、環境作りに特に重要な温度管理を簡単に行うことができます。

「ミミズコンポストを運用したいけど、失敗したくない」「ミミズコンポストを簡単に成功させたい」という方は、ぜひ金子みみずちゃんの家をお試しください。