
「ミネラル塩」を選ぶとき、名前や産地だけで成分の多さを判断していませんか。塩に含まれる成分は製品ごとに異なり、「天然」「ピンク色」などの印象だけで健康効果を判断することはできません。
この記事では、8つの製品名を例に、購入前に確認したい表示と、料理に合う塩の選び方を紹介します。各商品の原料・製法・成分や販売状況は変更されることがあるため、購入時には最新の製品表示を確認してください。
まず確認したい3つのこと
- 原材料名と製法
- 栄養成分の数値と表示単位
- 食塩相当量と、普段使う量
マグネシウムやカルシウムなどが表示されている場合は、成分名だけでなく数値を見ましょう。「100g当たり」の表示を、料理で使う少量から摂れる量と取り違えないことも大切です。塩をミネラルの主な補給源と考えて使用量を増やさないようにしましょう。
食事全体でミネラルを取り入れる方法は、食事からミネラルをとる方法と食品選びのポイントも参考にしてください。
比較するときに確認したい塩8種
ここでは、代表的な8つの商品を例に、比べるときに見ておきたいポイントを紹介します。順位や健康効果を示す一覧ではありません。名前が似た商品や仕様違いもあるため、製造者・販売者と現在のパッケージを照らし合わせてください。
「ミネラル塩 海水の素」
農業経営研究所で取り扱っている天然ミネラル塩「海水の素」は、73種類のミネラルを含む塩です。ほかの塩と比べるときは、ミネラルの種類の数だけでなく、成分の数値と食塩相当量も製品表示で確認しましょう。
「ぬちまーす」
ミネラルの「種類数」だけで選ばず、気になる成分の含有量と食塩相当量を確認してください。特定の塩に替えるだけで塩分の摂りすぎを防げるとは限りません。
「粟國の塩(釜炊)」
製法や粒の状態を確認し、普段の調理で使いやすいかを比べましょう。釜炊きという製法だけで、旨味やミネラル量の多さは決められません。
「ゲランドの塩 エクストラファン」
粒の細かさや溶けやすさを確認すると、下味や仕上げなど、使いたい料理に合うか判断しやすくなります。産地や製法、成分は製品表示で確認してください。
「ヒマラヤ岩塩ピンクパウダー」
ピンク色だけでミネラルが豊富とは判断できません。食用の製品かを確認し、成分が気になる場合は数値を比べましょう。デトックス効果を期待して使うものではありません。
「天然塩 あまび」
原材料名や添加物の有無は、現在の製品表示で確認してください。「天然」や「無添加」という言葉だけで、安全性や健康維持への効果は保証できません。
「ろく助塩 白塩 顆粒タイプ」
塩以外の原材料を含むか、どのような味付けの商品かも確認しましょう。「白塩」「顆粒」という名前だけで、原料や一般的な食塩との成分差は判断できません。
「宗谷の塩」
製造者、原料、製法、成分値を現在の表示で確認しましょう。産地の印象だけで、ミネラルが豊富、手作業で製造されていると決めつけないことが大切です。
料理に合う塩の選び方
同じ塩でも、粒の大きさや溶けやすさによって使い勝手が変わります。少量で味を見ながら、煮物の味付けや料理の仕上げなど、目的に合うものを選びましょう。成分表示を比べるときは表示単位をそろえ、価格や入手しやすさも確認してください。
まとめ
塩は製品ごとに原料、製法、成分、味わいが異なります。8つの名前を手掛かりに、現在の製品表示で違いを確かめてください。「ミネラル塩」だから健康によいと決めつけず、食塩相当量と使う量にも気を配りながら、料理に合う塩を選びましょう。