ミネラル塩コラム

2025/5/9

おすすめの塩の選び方|海塩・岩塩・精製塩・再製塩の違いと料理別の使い分け

目次

1)塩選びで最初に確認したいこと

2)塩の主な種類と特徴

3)料理に合わせた塩の使い分け

4)成分表示の見方

5)価格帯と使い方で選ぶ

6)塩分のとりすぎに注意

7)ミネラル塩「海水の素」について

8)まとめ

1)塩選びで最初に確認したいこと

塩は料理に欠かせない調味料です。同じ「塩」でも、原料や作り方、粒の大きさによって、味の感じ方や使い勝手が変わります。この記事では、特定の塩に順位をつけるのではなく、塩の種類ごとの特徴と、料理や使い方に合わせた選び方を紹介します。

選ぶときに、まず確認したいのは次の3つです。1つ目は原材料名と製法、2つ目は粒の大きさや溶けやすさ、3つ目は栄養成分表示の食塩相当量です。「天然」「ミネラル」といった言葉の印象だけでなく、パッケージの表示を見て比べることが大切です。

2)塩の主な種類と特徴

海塩:海水を原料に、煮詰めたり天日で干したりして作る塩です。作り方によって、にがり成分(マグネシウムなど)が残る量や、粒の形が変わります。しっとりした粗めの粒のものから、さらさらした細かい粒のものまであります。

岩塩:大昔の海水が地中で結晶になった塩の層を、採掘して作る塩です。産地によって、含まれる成分や色が異なります。ピンク色などの色は、含まれている鉱物によるもので、色だけでミネラルの多さは判断できません。粒が硬めのものが多く、ミルで挽いて使う商品もあります。

精製塩:日本では主に、海水を膜で濃くしてから煮詰めて作られます。塩化ナトリウムが99%以上で、粒がそろっていて溶けやすく、味が安定しているのが特徴です。食卓塩のように、固まりにくくするための添加物(固結防止剤)が加えられた商品もあります。

再製塩:輸入した天日塩などを一度水に溶かし、もう一度煮詰めて結晶にした塩です。にがりを加えて仕上げる商品もあります。原料の産地と加工した場所が違うことがあるため、原材料名と製造地を表示で確認しましょう。

フレーバー塩:塩にハーブ、スパイス、ガーリック、トリュフなどを混ぜたものです。香りづけが目的なので、料理の仕上げに少量使うのが向いています。塩以外の原材料も含まれるため、原材料表示を確認してください。

3)料理に合わせた塩の使い分け

下味・煮物・スープ:溶けやすく、味が安定している精製塩や、さらさらした細かい粒の塩が使いやすいです。量を計りやすく、味のブレが少なくなります。

焼き魚・刺身・天ぷら:細かい粒の海塩を少量振ると、食材になじみやすく、味を見ながら加減できます。

ステーキ・グリル料理:粒の粗い岩塩や海塩を仕上げに振ると、粒の食感とともに塩味を楽しめます。

パスタ・焼き野菜・サラダ:仕上げにフレーバー塩を使うと、香りの変化をつけやすくなります。

漬物・塩もみ:使う量が多いので、手に入りやすく、価格が手ごろな塩が向いています。

どの塩を使う場合も、塩の種類によって同じ量でも塩味の感じ方が違うことがあります。いつもと違う塩に替えるときは、少なめに入れて味を見ながら調整しましょう。

4)成分表示の見方

塩のパッケージには、原材料名、製造方法、栄養成分表示などが書かれています。マグネシウムやカルシウムなどの量が書かれている場合は、「100g当たり」の数値であることが多いです。料理で使う塩は1回に数グラム程度なので、表示の数値をそのまま摂れる量と考えないようにしましょう。

また、ミネラルの「種類の数」が書かれている商品もあります。種類の数だけでなく、それぞれの量や食塩相当量もあわせて見ると、商品どうしを比べやすくなります。

5)価格帯と使い方で選ぶ

毎日の料理や、漬物などたくさん使う用途には、スーパーなどで手に入りやすく、価格が手ごろな塩が便利です。一方で、焼き魚や肉料理の仕上げ、おにぎりなど、塩の味や食感を楽しみたい料理には、粒の形や作り方にこだわった塩を使い分けるのもおすすめです。

価格が高いから良い、安いから悪いということではありません。使う量と頻度、料理に合った粒の大きさを考えて、使い分けてみてください。

6)塩分のとりすぎに注意

どの種類の塩でも、主な成分は塩化ナトリウムです。「ミネラル塩だから多く使っても大丈夫」ということはありません。厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2020年版)」では、成人の1日の食塩摂取量の目標を、男性7.5g未満、女性6.5g未満としています。

塩をミネラルの主な補給源と考えて使う量を増やすのではなく、だしや香味野菜、酸味なども上手に使いながら、適量を心がけましょう。持病などで塩分を制限している方は、医師や管理栄養士の指示に従ってください。

7)ミネラル塩「海水の素」について

農業経営研究所で取り扱っている天然ミネラル塩「海水の素」は、73種類のミネラルを含む塩です。ほかの塩と比べるときは、ミネラルの種類の数だけでなく、成分の数値や食塩相当量も製品表示で確認してください。

ミネラル塩と精製塩の違いを詳しく知りたい方は、ミネラル塩の種類と選び方の記事もご覧ください。

「海水の素」の内容量や表示は、ミネラル塩「海水の素」250gの商品ページで確認できます。

8)まとめ

塩は、海塩・岩塩・精製塩・再製塩・フレーバー塩など、原料や作り方によって特徴が異なります。原材料名と製法、粒の大きさ、食塩相当量を確認し、料理や使う量に合わせて選ぶのがおすすめです。「ミネラル」「天然」といった言葉の印象だけで決めず、適量を守りながら、料理に合う塩を見つけてみてください。